5・14 息子の食欲 (2008/05/15)
息子のエドアルドには食べ物に関して結構厳しくしていた。好き嫌いや、残したりするのは僕がいる所では許さなかった。彼も妙に律儀な所があり、嫌いな食べ物でも、ゲー、ゲーいいながら無理やり食べていた。さすがに最近はあまり無理やり食べさせても、逆に身体に悪いと思い、無理はさせなくなった。ただ、食わず嫌いはさせないようにしている。「イヤなら全部食べなくてもいいけど、必ず少しは食べてみろ」と口を酸っぱくしていっている。 今夜は母親が教会に行くというので、事務所に来ることになっていた。ブラジル人は宗教好きで、カトリック系の新教から始まって、日本のPL教、天理教、世界救世教、イスラム教、ユダヤ教など、世界中の宗教があり、1ヶ月ごとに宗教を替える人もいるといわれているほどだ。それだけ皆生活に苦しんでいて宗教にすがりたい人が多いのだろう。僕の母も熱心な宗教家であったから解るが、宗教をすることによって救われると思うなら、それは非常によいことだと思う。また、目に見えない不思議な世界もないとは言えないから、宗教をしていたことによって助かった、ということなども否定しない。宗教によって救われると思える人はやればいいことだと思う。だから彼女が教会に行くことは反対しない。 家に電話をしたときに、「今エドアルドはインスタントラーメンを食べているから、食べ終わったら後で連れて行くわ・・・」という返事だったので夕食はいらないと思っていた。 「寿司のシャリを作るけど食べるか」と一応、息子に尋ねると食べるという。最近僕は暇なこともあり、一回の食事でいろんなモノを少しずつ食べるようにしている。ちなみに今夜は、手巻き寿司、豆腐、山芋の千切り、野菜炒めである。明日のカレーも作っていたのを彼は見ていたのだろう。手巻き寿司を2つ食べ終え、それ以上はもういらないという。手巻き寿司は彼の大好物なのでおかしいなと思っているとカレーを食うという。茶碗に1杯食べさすがに満足したようであった。朝夕の食後には、パパイア、キュウイ、バナナ、ファイブスターフルーツ、マンゴーなどをミックスしたナマジュースを飲むことにしている。1個1個食べるのは面倒くさいが、ミキサーでジュースにして飲むと簡単である。不精な僕にはもってこいの飲み物である。果物は安いし、豊富にあるのでビタミン補給に一番手っ取り早い食べ物である。彼はそれも飲むという、さすがに心配になってコップに半分だけ入れてやった。 今までこれほど食べる息子は見たことがなかった。食が細く、いつもは無理に食べさせている感じであった。彼の食欲に釣られ、あやうく僕もカレーを食べるところだったが、思いとどまった。最近食べ過ぎると、胸焼けが激しく、寝る前に結構辛いからだ。 どんどん食べて大きくなってもらいたいが、僕より大きくなって見下ろされるのはやっぱりイヤである。でも、それも時間の問題であろうが・・・・・。
 | 息子とカンクロウとサスケの最後の記念写真。 もう少し、にこやかな顔をすればいいのに。息子も悲しかったのだろう。 カンクロウのあどけない顔を見ていると今でも哀しい。 |
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