移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/06)
5・30 時間と老い [画像を表示]

5・30 時間と老い (2008/05/31)  今日は朝からどんよりとした曇り空で時折小雨がパラパラと降る肌寒い天候である。血圧も上昇しているし、外にでるのは億劫でたまらない。しかし、7月の旅行の確定をしにJALにも行かなければならないし、血圧を下げるという、玉ねぎの酢漬けを作るために蜂蜜を買いに行かなければならない。
 こんな天候にもかかわらず人どおりの多いリベルダーデのメイン通り、ガルボンブエノを歩いていると、てっきり多分鬼籍に入られていると思っていたTさんと出くわした。さすがに、「てっきり死んでいると思ってました」、なんてことはいえないから、当たり障りのない「お元気そうで・・・」と切り出した。しかし、まるで僕の考えていたことを見透かしたようにTさんは、
「いや~、また復活したよ。でも、うちで働いていたYさんは死んだし、Sも逝ってしまった。Tは退院してなんとかやっているみたいだよ」と以前同様の低い声で切り出してきた。
 僕がブラジルに着たばかりの頃、元気で第一線で働いていた人々はここ数年すっかり老け込み、リベルダーデで会っても解らないほど変わってしまった人も多い。時折、誰それが亡くなったという話も聞いていた。もう、あれから17年ほど経つのだから、当然言えば当然であるが・・。自分自身は変わってないつもりだが、人から見たら、随分僕も老けてみえるのだろうな、そう思うと少しイヤになってきた。
 老いを受け入れ、老いを楽しめる自分になりたいと、思っているのだが、まだ、なかなかそこまで人間ができない。

529.jpg
寒いし、天気は悪いし、今日は金曜日であるが家路に急ぐ人が多い


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2020 楮佐古晶章. All rights reserved.