9・2 割れたガラス (2008/09/03)
エレベーターに乗ろうとすると、まえの壁にあるガラスが割れていた。どうしたのか、と門番に聞くと前の広場で子供たちがサッカーをしていて、蹴ったボールが飛び込んできて割れたとのことであった。 数人のブラジル人がいて空いた空間があれば、すぐにサッカーが始まる。今はしらないが、僕が子供時代には小さな空間があれば、たいてい野球が始まったが、それとちょうど同じ感覚である。多分、ついつい興が乗りすぎて強く蹴ったボールが飛び込んだのだろう。エレベーターの前にいた住人はあやうく怪我をしそうになったという。子供たちは近所に住む子供たちですぐ逃げてしまったらしい。話しながら門番はしょうがないね、という顔をした。 あまりにも人事のようにいうのでカチンときた。誰がこのガラス代を払うのだ?? おそらく僕らアパートの住人だろう。これが1回目だったら、しようがないね、と笑って過ごせるが実は2回目である。1回目も子供たちは逃げたらしい。人のものを壊したら、謝る、弁償するという教育がなされてないのだ。そして平気でまた同じことを繰り返す。放って置く門番にも腹が立つ。何故気付いたらダメだと注意しないのか。彼にとって他人の被害であるから関係ないのだ。 「ちゃんと、サッカー禁止の立て札を立てないとだめだよね」 そういうと驚いたように、いかにも自分には関係ないだけどなといのが、見え見ではあるが、うなずいた。
 | 自分の家でなければ、自分の快感のためだけに落書きをしまくる。落書きマニアにとって、目立つところに落書きをすることが誉らしい。文字の書き方によってマニアには誰が書いたかわかるようだ。 |
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