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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
9・20 趣くままに [画像を表示]

9・20 趣くままに (2008/09/21)  今日は朝から天気が悪く、午前中は今にも降り出しそうな、ちょっとめいりそうな天気であった。日本からやっと荷物のひとつが届き、早速送っていたカレールーで料理を作る。牛肉に、この間スーパーで買った冷凍のサメも一緒に入れてみる。結構ブラジル人はサメが好きなようで、よく冷凍モノがカッソンという名で売られている。それほど大きなものではなく、せいぜい鮭をもう一回り大きくしたくらいなもので、輪切り冷凍にされているためサメと知って買っている人は少ないかもしれない。ブラジル人は、これをムケッカ(ブラジル風のトマト煮)にして食べる人が多いようだ。ほとんどアンモニア臭もなく意外に食べやすい。
 できたカレーはほとんど何がはいているのかよく解らない状態になってしまった。身が柔らかすぎるし、カレー味が強すぎる。
 腹いっぱい昼飯を食ったせいか、30分だけの昼寝はとうに過ぎ、起きたのは3時を過ぎていた。しかし、最近良く眠れる。別段疲れることもしていないのだが・・・・、最近取り入れた足湯と青竹踏みが良いのかもしれない。でも、時間を損したようで何か腹立たしい。外をみると、空一面に灰色雲が広がりポツポツ雨が来ている。写真を撮りに行く気も失せ、友人に頂いた本を読む。椎名誠の「ニューヨークから来た猫たち」というエッセイのような小説である。妙に暗い感じの短編が10編あり、今の僕の気持ちにぴったりである。椎名誠は好きな作家でよく読む。ただ、昔の、探検隊シリーズや、旅行モノの書き流したような作品は、とても読む気にはならないが、彼の深層心理を書いたような作品はどこか愁いがあり、それでいてチカッと光る陽気さがあり僕はすきである。
 突然、写真を撮りたくなり、街にでかける。が、ぜんぜんダメ。撮り続けることにより、いつか1枚くらいは納得のいく写真がとれるだろうと自分自身を慰めるしかなかった。

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また雨が降り始めた。せっかく街に出てきたのに・・・・。傘を差しながらという手もあるが、傘に隠れて撮りやすい反面、視界が利かない分襲われやすいので、止めた


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