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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/13)
9・23 ニンジャ、息子を噛む [画像を表示]

9・23 ニンジャ、息子を噛む (2008/09/25) 「ニンジャ(犬)がエドアルド(息子)を噛んだのよ。あんな犬もう誰かにやるわ」ヒステリックな声が受話器一杯に広がる。いつも以上に、キーンとこの高い声を聞いているとイライラしくる。「エドアルドは泣いているわ。これで3回目よ!」確かに、横から震えるような彼のないている声が聞こえる。犬に噛まれたくらいで泣くな! と思いつつ、彼女に反応する気もまったく起きなかった。僕にどうして欲しいのだ。彼女は何か問題が生じると電話をかけてきては、そのイライラをぶつけくる。そんなときには、もう何も話したくもない。無言でいると「それじゃーね」といって電話を切った。
 ニンジャは妙に臆病で、人に触られたりするのがあまりすきではない。息子の犬として彼が飼ってきたのだが、ニンジャは息子と同等あるいは自分の方が上と思っているのかもしれない。飼い方が悪かったのか性格なのか、どうやら噛み癖が着き始めているようだ。もう一匹のアズミは、僕が飼っていたこともあり、飼い主には非常に忠実で、いつも腹を見せて服従のポーズをとり僕を迎えてくれる。一方ニンジャはそんなアズミに押されていることもあり、横目で僕を見ながらしっぽを軽く振るくらいである。
 僕の今まで関わってきたブラジル女性は一度決めると行動が早い。彼女はその典型で、喧嘩をして「出て行け!」というと、次の日には新しいアパートを決めて出て行ってしまった。以前つきあっていた女性もそんな感じであった。僕の付き合った女性たちが偶然そうなのか、後先考えない直情的な女性が多いような気がする。日本人から言わせればこういうところがラテン的というのかもしれない。
 もう2年近くも飼っている犬を簡単に人にやるのはかわいそうである。早速2匹を事務所兼アパートに連れてきた。なんとなくニンジャは連れて行かれることを解っていたようで、いつも以上に僕に尻尾を振る。とにかく噛み癖を厳しく矯正しなければならない。
「ここの建物の住人は少しでもうるさかったりするとすぐ文句をいうから静かに連れて行ってよね!」と彼女はイチイチ勘に触ることを言う。ただ、それは本当のことらしく、住人はああだこうだと非常に煩い。住んでいるだけでもストレスが貯まる。
 今年1ヶ月くらいかけてアマゾン旅行をする計画を立てていたのだが、これで出発が少し遅れる可能性がでてきた。モノゴトはなかなかうまくいかないものである。

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茶色いのがニンジャ。しかし困ったものである。


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