10・7 神経質 (2008/10/07)
今日も朝から雨がショボショボと降る、うつうつと気分がくぐもっていきそうな天気である。そういえば北海道の冬の天気もいつも曇り空が広がる陰鬱な天気であった。でも、しんしんと降る真っ白な雪が暗くなりがちな気分をいくぶんか和らげてくれたような気もする。とは言いつつも雪のある閉鎖された生活は思った以上に大変だった。高知で育った僕には、最初のうちは、雪がもの珍しかったが、そのうちに憎たらしい存在になってしまった。 あんまり歯が痛いので、いつもいく歯医者さんに電話すると、今すぐなら空いているという。30分後に予約をいれ、早速歯科医院のあるリベルダーデに向った。 「どういう風に痛いのですか」 「お茶やコーヒーを飲んだときにずーんという感じで、しばらくうなっているほど痛いです」 「う~ん??、まあ、見てみましょう」 どうやら、見る限りでは虫歯というわけでもなさそうである。歯を1本1本、叩いたり、冷たい水をかけたりするが、大して痛くない。 「前に直した部分の虫歯が残っているんじゃないですか?」 「いや、それはない!」と先生は自信をもってきっぱり言った。ブラジル人の先生なら信用はできないが、日系人の、この先生はブラジルでも1,2番の大学の歯学部を出ているし、今まで本当に丁寧に治療してくれたので信用はできる。 最近辛いことが多く、眠れないことも幾晩かあった旨をいった。 「ストレスが溜まって、寝ているうちに歯軋りをしている可能性もあります。その影響かもしれません。奥歯が2,3箇所かけているしね」 しかし、まったくもって何と軟弱な身体か。情けない。自分の神経質であまりにも繊細な身体に自分でも驚いてしまった。あ~、情けない。 「炎症を止める薬を飲んでみますか? もし、どうしても痛みが続いて、ドキンドキンと痛むようになったら神経を抜いた方がいいかもしれませんね」 「薬はできるだけ飲みたくないのでしばらく様子をみてみます。どうもありがとう」 結局、先生は、ちょっと見ただけだからといってお金を取ろうとしなかった。
ご報告 出家させていた4匹の仔犬の一匹、サクラが身ごもったそうです。あとの3匹の犬たちも、それぞれの飼い主の家で幸せにくらしているとのことです。 会いたいな~、彼らに。まだ、覚えてくれているかな~。
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