10・29 顔 (2008/10/30)
眠たそうな、それでいて妙に鋭い感じの垂れた目、色黒の顔、つぶれた鼻、はれぼったい顔、角ばった顎、・・・、散髪をしてもらいながら、久しぶりにじっくりと自分の顔を見た。どう見ても日本人の顔ではない。それに僕はもう少しかわいい顔をしていたような気がするが(大学時代)・・・・。 よく友人に「いかにもドラッグをやっていそうな顔だよね。空港でひっかからないのが不思議だよ」と言われる。確かに、見方によってはそう見えるかもしれない。しかし、今まで日本の税関では一度も引っかかったこともなく、荷物を見せろと言われたことがない。 今年日本に帰った折に、スーツを着なければならなかった。僕のスーツ姿を見て、妹に「なんか似合わないわね~」と言われ軽いショックを覚えた。鏡に映して見ると確かになんか似合わない。長年の自由な生活で、スーツが似合わない人間になってしまったのだ。体型は大学時代とほとんど変わらないのであるが、16年のブラジル生活は雰囲気と顔を確実に変えてしまったようだ。ときどき、生粋の日本生まれの日本人にもかかわらず、見かけと雰囲気はどうみてもブラジル人という人に出会うことがある。そこまではいかないにしても、おかしなアジア人くらいにはなりそうである。 環境と歳月は人を変えるのだな~、と自分の顔を見ながらつくづく思った
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