深い眠りに入ろうとした瞬間だった。突然、火花が飛び散り、バリバリッという音とともに空気が震えた。至近距離での火花に思わず顔を覆って、よけた。すぐ目を開けて飛び起きた。しかし、部屋の中はいつもとまったく変わらない。天井をみるが、何のあともなかった。あの火花はいったいなんなのだろう。空気の振動まで感じたのだが、本当にあったことなのだろうか。 　ここ数日、急に人との約束が入り生活リズムが狂っている。。午後なら、用事はないのでいいのだが、夜遅くや、午前中になると、たちまちリズムはガタガタになってしまう。家にいないことが多いので冷蔵庫には果物や野菜がそのままである。犬たちも寂しそうに僕を見ている。そう言えば３日散歩に行っていない。 　リズムの狂いや、最近読んでいる魂関係の本「ツインソウル（飯田史彦著）」、「人生は廻る輪のように」や、夜出歩いているせいか、今までの自分の意識と異なる意識を感じている。あの火花といい、ちょっと気にかかる。何かの前兆か？

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