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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
11・6 ボニート

11・6 ボニート (2008/11/07)  友人の突然の誘いで、何年かぶりにカラオケに行った。座っただけで5000円近く取られるのだから、とても僕のような人間がしばしばいけるところではない。
 友人が来るまで、チイママと称するなかなか色っぽい白人系の女性と話していると企業関係の駐在員が随分減ったという。
「金融危機までは、本当にたくさんの人たちが来てくれたんだけど、最近は減ったわね」
 やっと友人がTさんと到着し、テーブルも急に賑やかになった。僕の隣にもちょっと太った感じの胸の大きな女性がついてくれた。バイアの田舎の出身という。その町に何度か行ったことがあり、話が弾み打ち解けた。ビールを何本かのんでいるうちに、酔いが廻ってきたのか「ボニート(かっこいい)ね」と何度か言われ面くらってしまった。そんなことを言われたのは本当に久しぶりだ。ボニートといわれて当然いやな気はしないが、さすがに45年も生きていると自分というものをしっかり自覚している。前に座っていた別の女性が「彼女はパケーラ(ナンパ)してるわ」とからかう。こういう夜の世界に働いている女性の常套句であると解っているが、思わずニヤケてしまう。大分酔っ払っていたTさんが、「目がいきてるよ! がんばりなさい」と突然話を振ってきた。この方と会うのも2年ぶりほどである。今日はいったいどうしたのだろう???? 
 顔が急に良くなる、なんてことは有り得ないから、最近、大分体調が戻り、エネルギーが満ち始めているのだろう。僕は表情に出やすい方であるから、それが出ているのだろう。
 一時期、日本の暑さにやられ体調は最低だった。あまりの体調の悪さとそれらしき兆候があったのでガンかもしれないと思ったこともあっただけに、人に気づいてもらえるほど良くなったというのは嬉しい。毎日、散歩をし、食事に気をつけ、足湯したたおかげである。 健康であることにありがたさを痛感するとともに感謝したい。これから少しずつ運も開けてくるような感じもする。
 僕のような気難しい人間でもちょっと誉められただけで凧のように舞い上がってしまった。つくづく人を誉めてあげることは大切だなと思う。息子をもう少し誉めてあげよう!
 


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