もう街はクリスマスの飾りつけを始め、なんとなくいそいそとした雰囲気が漂ってきた。今年は金融危機で消費が落ち込むとの予想からであろうか？　とはいえ、僕の知り合いたちに、「年末、年始は、影響があるからできるだけお金を使わないようにした方がいいよ」と忠告しても「クリスマスには、子供たちに新しい服を新調しなきゃいけないし、プレゼントも買わなきゃいけない。どうせ一般庶民の私たちには関係ないわ」とまったく気にする風はない。彼らを見ていると僕も「確かに今更気にしたところで、なるようにしかならない」という気になる。しかし、できれば辛い思いはしたくないから、小心者の僕はできるだけお金を使わないようにしている。 　最近は金融危機から各国は大分立ち直ってきたようだが、どうなのだろう。テレビのニュースでは、多くのアメリカ人が家を手放し、車での生活やテント生活をしている様子を映し出しているが、実際はどうなのであろう。こういう情報にしても何が本当で何が嘘なのか良くわからない。ニュースは政府に不都合な内容は流さないし、ブラジルはそんなに大した影響はないよ、という主旨のニュースが流れるばかりである。その割りにはいろんな物が値がり始めているし、貿易黒字は去年の半分以下だというし・・・。所詮、なるようにしかならないことではあるが、定額の収入が毎月入るわけではない僕は少々心配になってくる。 　セントロで

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