11・14 ホルモンや (2008/11/15)
何年かぶりに、リベウダーデにあるホルモン屋に息子と一緒に行った。息子に焼肉の楽しさとおいしさを知って欲しかったのと、久しぶり僕が食べたかったからだ。 僕より10歳ほど若い友人のS君と一緒に、4,5年前には、このホルモン屋には良く行った。まだ若いこともあり、とにかく彼は良く食べた。毎日のように彼と外食していたから、僕も釣られて一緒になってよく食べた。もう中年の域に入っていた僕がそんなに食べて良いはずがない。体重がどんどん増えて今までで最高の65キロを記録した。久しぶりに会う人にからも「中年太りしましたね」なんてことを良く言われた。彼がマナウスに引越し、周囲からどんどん友人たちがいなくなってから、ほとんど外食をしなくなった。それに連れ次第に体重は落ちていき、最近体調を壊したときには55、56キロにまでなってしまった。 店に行くと、オーナーのおじさんは幾分か白髪が増えたものの、つっけんどなものの言い方も変わっておらず、従業員も同じだったので懐かしかった。 定番のシロ(ホルモン)、パンセッタ(豚のアバラ肉)、息子用にコントラフィレを頼む。値段が当時より3、4レアルあがりほとんどのものが均一の10レアル(500円ほど)になっていた。 「おいしいか?、ラーメンとどちらがいい?」息子に聞くとこちらがいいという。ホルモンにも挑戦したが,噛み切らずにほとんど飲み込むように食べることになれていない彼は結局1個しかホルモンを食べなかった。普段は小食の彼も今日はうまそうによくくった。が、まだ4分の1ほどの肉があるところで、もう、お腹一杯ということで終えてしまった。僕も昼間、人と外食をしていたのでお腹があまりすいていなかった。残りの肉は一人で食べきるのは、かなりくるしかった。それにしても、よくこんな脂っぽいモノを、あの当時はたくさん食べたものだ。一人頭3,4皿は食べていたと思う。あの当時はちょうど良いと感じていたタレも、今の僕にはかなりしょっぱかった。もう僕の身体にホルモンはあわなくなってしまったようだ。そんな自分が少々寂しい。
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