12・10 今度こそ (2008/12/11)
腹が立つことがあって、カッしてひどい言葉を彼女に浴びせてしまった。ポルトガル語をきちんと話せないので、どうしても直接的に言ってしまう。どうして彼女とはこうなるのだろうか? 家にいても、そのことを考えると怒りが収まらず、エンドレステープのように同じ事を何度も何度も考えてしまう。そういう悪い念を人にはできるだけ向けたくないし、結局は自分にも良くないと思っているから、慌てて外に出た。 むっとするような外気に触れ、逆にちょっと頭がさめた。それでもまだイライラしている。さて、どこに行こうか? できれば、清清しい気持ちになれる、あまり人が多くないところがいい。いつも行く、セ広場近くのカフェテリアが思い浮かんだ。そこまでの道のりと雑踏のことを考えると、行くことを躊躇する気持ちがあったが、こんな状態でいるよりはましだろう!と自分自身を励まして足を向ける。 カフェを飲みながら、すぐ傍にある、葉が青々と茂った大きな木を見ていると、大分落ち着いてきた。自分なりにあったことを冷静に分析しながら反省する。カッとして我を忘れてしまった自分が情けない。もう、言ってしまったことは、しょうがない、後戻りはできない。流れなのであろう。そう思うとすっきりとした。今度こそ・・・・
 | 座っている所から、見上げると、木漏れ日が美しかった。頭の中のわだかまりも徐々に消えていくようで救われた |
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