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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・14 水泳

12・14 水泳 (2008/12/15)  知人の招きで、息子は海に行くことになっている。
 ちょっと心配なのは、彼が泳げないことである。以前2回プールで溺れかけた。1回目は友人の奥さんがプールに飛び込んで助けてくれ難を逃れた。2回目は、僕がすぐ傍にいたので慌てて、引き上げた。どちらも水を大量に飲むというほどではなかったので、本人も驚いたくらいですんだ。そんなわけで、水を怖がることはないのだが、自分が金槌という潜在意識はあるようだ。
 問題は、誰に似たのか、息子は非常に強情っパリな所があり、友達にからかわれたすると、負けずに自分もやろうとするところだ。今回、知人の子供も一緒に行くので、調子にのったり、からかわれて、気がついたら深みに居た、なんてことにならないように口が酸っぱくなるほど、水深が膝下ほどの所までしか行くな、と注意している。
 僕自身も四万十川の下流で育った割りには、泳ぎはそれほど堪能ではない。できれば泳ぎたくない方で、学校の水泳の時間は最も憂鬱な授業であった。あの、カルキの匂いと、プール開きの寒さが未だに忘れられない。そんな訳で、ブラジルに来て、ボニート(パンタナール近くにある清流でで有名な町)で泳ぎながら川くだりをした以外水に入った覚えが無い。できれば水に入りたくないのだ。
 ブラジル人には結構泳げない金槌が多いような気がする。実際、以前聞いた何人かは泳げなかった。学校で水泳の授業なんてないし、お金持ちは、スイミングスクールなどに子供たちを通わすが、余裕の無い家の子供たちの中にはプールなんて入ったことの無い子供たちがたくさんいるだろう。
 別に泳げなくても大して問題はないと思うのだが、それによって自分の考えや、行動が狭まるのはかわいそうだから、いつか機会があったら、息子に泳ぎ方を教えてあげようと思っている。


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