12・17 靴投げ事件の反響 (2008/12/18)
一般に南米諸国の人々はアメリカ嫌いが多いが、その中でもブラジル人は他の国の人々よりは友好的な方だし、ブラジル文化は随分とアメリカナイズされている。マクナルドは子供たちの大好きな食べ物のひとつだし、若者たちの間ではロックやハリウッド映画が人気がある。何故かケンタキーフライドチキンは受け入れられないが・・・。 先日イラクであったブッシュ大統領への靴投げ事件は、大多数の人々には痛快な事件として拍手喝さい的に迎え入れられた。ニュースでは何回も流され、お笑い番組でもコントに取り上げられたほどである。 ルーラ大統領も、結構この事件を喜んでいるようで、昨日の演説の始めの挨拶で「靴を投げないでくださいね。足の匂いが臭いのはイヤですよ・・・」というようなジョークまで飛ばした。 日本のニュースサイトを見る限りではそれほど大きくは取り上げられていないような感じがする。これらを見ていると、アメリカ命の日本という感じがして情けない気になってしまう。日本はどこまでアメリカに対して従属するつもりであろうか? 一般人には計り知れないような、複雑な問題があるのかもしれないが、それにしても日本のアメリカに対する態度は情けない。
 | 路上で、一般の人が的に向って靴を投げるシーンを収録中のテレビクルー。ブラジルの番組はこういったジョークが大好きである |
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