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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/10)
1・2「プラトニック・セックス」 [画像を表示]

1・2「プラトニック・セックス」 (2009/01/03)  今日は朝から雨がしとしと降って肌寒い。犬の散歩にも行けない。こんな日には家にこもって正々堂々とぐたぐた寝て、本を読めるから嬉しい。晴れた日には、外に出て1枚でも写真を撮らなくては、という気持ちが強いから、あまり外に出たくない時でも無理をしてしまう。
 ぐたぐたとしているうちに昼になり、友人たちに頂いた本を貯めているダンボールを覗くと、飯島愛の「プラトニック・セックス」があった。そう言えば、この間、彼女が死んだという記事を見た。台湾の新聞が、彼女の死を大きく扱っていた、ということがひっかかっていた。僕も名前くらいは知っていたし、かすかに顔もテレビで見た覚えがある。単なるバラエティ系の番組に出てくる芸能人としかしらなかったから、どうしてこんなに騒がれるのか解らなかった。多分この事件がなければきっと読みもしなかった本だと思う。
 この本は彼女の半生記で、不良になっていろんな男と関係を持ち、気がつくとアダルトビデオに出演し、芸能人になってしまっていた、そんな自分自身をたんたんと綴っていた。ついつい引き込まれ読みきってしまった。どんなに堕ちていっても、彼女の一途さ、真っ直ぐに自分を見据える目、それが感じられた。そして、それがこの本の大きな魅力だと思う。男を愛しても愛しても、家族を愛しても、彼女には常に孤独がつきまとっていたように思う。拭いきれない、落としきれない孤独が。なんとなく彼女の気持ちが解るようなきがする。暖かい家庭に憧れるのだが、いつも知らず知らずのうちに、孤独の淵に立っている自分が、人と混じりきれない自分があったのではないだろうか。 そんな気がする。

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彼女の冥福を祈りたい


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