1・7 明のアズミ、暗のニンジャ (2009/01/08)
普通犬は散歩を喜ぶモノであるが、オス犬ニンジャはあまり好きでないようで、行く前にいつも「イヤなんだよね、散歩!」といった表情をして、引き綱を付けるのを嫌がる。一方メス犬アズミの方は嬉しくてしょうがない、という感じで自分からやってきて引き綱をつけることをせかすほどである。こういったところにも、2匹の性格の差がもろに現れている。明のアズミと暗のニンジャなのである。 僕自身も、健康のことがなければ、進んで行きたいとは思っていないので、ニンジャの態度を見て、しばしば、くじけそうになるが、血圧のことを考えて無理に気持ちを奮い立たせる。たかが、散歩と思うのだが、散歩するようになって確実に血圧が下がった。普段、歩いているからいいじゃないかと思うのだが、写真を撮りながらと、速足でただただ歩くのとでは、何故か違うようである。 ニンジャも、独り家に残されるのは嫌なようで、置いていこうとすると、置いていかないで、といった情けなさそうな顔をして、ドア付近までついてくるので結局仕方なしに連れていく。 いつもだだをこねるニンジャであるが、最近散歩の様子が変わってきた。尻尾を立てるようになったし、アズミを真似てか、他の犬に向っていくようになってきた。自信を持つのはいいことであるが、2匹の犬に路上で煩く鳴かれると、目だってしょうがない。少し飼い主のことも考えて欲しい。 家の中での悪戯も大分減り、家を汚さなくなってきた。さらに、尻尾を振るようになったし、僕に甘えるようになった。やっと誰が主人か解るようになったのだろう。息子に飼われていた時は、ニンジャの気持ちの中では、自分の方が息子より上か同等と思っていたのだろう。噛まれて息子は泣かされていた。 臆病で少しひねくれた犬であるが、少しずつ良くなっているような気がする。貰われていった子犬に彼とそっくりの性格な子犬がいたが、ちゃんとやれているだろうか。もう離れて半年以上たつが未だに心配である。
 | アズミはニンジャの耳をクチャクチャ噛むのが好きで、ニンジャの耳はいつも、唾液で濡れている。触ると濡れていてベチャとして気持ち悪いので、クチャクチャされた後はニンジャによってきて欲しくない |
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