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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/02)
2・7 路上生活者

2・7 路上生活者 (2009/02/08)  僕の住むアパートの建物の前にあるテニスコートほどの小さな公園は、路上生活者の住処と化していた。拾ってきたゴミが散乱し、焚き火をし、煮炊きするものだから、公園はどんどん汚くなっていった。路上生活者が昼間からクッションや毛布を敷いてゴロゴロしているので、子供たちは誰一人遊ばなくなり、公園というよりはゴミ溜め場のような感じになっていた。それでも、路上生活者もどこも行く所がないだろうし、仕方がないだろうと思っていた。
 しばらくするうちに公園に住むゲイの路上生活者が腰をふりふり通行人に近寄ってはお金を乞うようになった。ただ乞うだけならいいが、かなりしぶとく、お金はないと言っても、2度3度言い寄ってくる。それでも、やらないと、ヒステリーを起こし、汚い言葉を吐いてしぶしぶ引き下がり、また別の通行人を捕まえるといった感じであった。さすがに、これには頭にきた。あつかましいこんな奴に何でお金をやらなければならないのか、なんで罵詈雑言を投げつけられなければならないのか、そんな筋合いは何もない。多分、同じように感じた人がいたのだろう。今朝見ると、ゴミはすべて撤去され、路上生活者達は一人もいなくなっていた。2人の子供が楽しそうにブランコで遊んでいた。
 随分すっきりしたな、と思って通り過ぎたのもつかの間、その夕方には、またソファーと2,3の白い買い物袋が置かれていた。結局は、また路上生活者たちが住み始めることになるのだろう。彼らも、何処にも行く所がなく、吹き溜まってくるのだろうから、かわいそうである。住むのは仕方ないとしても、人を嫌な気分にさせないで欲しい。


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