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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/09/20)
2・9楽観的国民 [画像を表示]

2・9楽観的国民 (2009/02/10)  テレビのニュースで、サルバドールのカーニバルに参加する人を取材していた。
「不況になって来ていますが、今年のカーニバルはどうしますか?」
とレポーター。
「もちろん参加するわ! 不況なんてカーニバルが終わるまで考えないわ。目一杯楽しむだけよ」
 金髪女性は、力をこめて言い放った。
 さすがはブラジル人、困ったときのことなんか考えないのだ。その時その時を楽しめればいいのだ。もちろん、こんなブラジル人ばかりではないが、こういった考えをした人が結構多いようだ。
 知人のブラジル人に3月以降は危ないから、カーニバルはあまりお金を使わないようにした方がいい、と忠告したら、「そんなマイナス的なことは考えないわ! 日本は経済危機で大変みたいだけど、ブラジルはきっと大丈夫よ。そんな暗いことばかり言ってちゃダメよ」と逆に怒られてしまった。去年の年末はブラジル国内で65万人ちかい失業者がでたそうであるが、日本でこんなことが報道されたら、とてもじゃないが、先の女性のような楽観的なことをいう人は少ないだろう。つくづくブラジル人は楽観的な国民だと思うし、逆に日本人は悲観的な国民だと思う。
 確かに悲観的なのは、日本人の国民性ということもあるだろうが、情報の伝わる速度がブラジルとは全然異なるということもその原因だと思う。日本のたいていの家庭では、新聞を取っているだろうが、ブラジルで新聞をとっている家庭はパーセント的にいうと非常に少ないだろう。また、日本人は、たいてい朝晩のニュースは必ず見るだろうが、僕の周辺のブラジル人を見る限りでは毎日の連続ドラマの合間にちょこっとニュースを見るくらいである。ヘタをするとニュースなんて全然見ない、なんていう人もいると思う。もちろん大統領を含め政治家が、金融危機の、ブラジルへの影響をうまくオブラートしていることもあるだろうが、情報が庶民にまで伝わっていないような気もする。
 僕なんかは、どうしても悲観的にみてしまい、今後どうなるのか心配である。もっとも僕なんかが心配してもどうにもなるもんではないが・・・。

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ヘヤーカットのストリートパフォーマンスを見る人々


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