2・10 ニンジャの自信 (2009/02/11)
隣の部屋で2匹の犬が喧嘩をしている吠え声が聞こえた。それでも、たいてい、怪我をするような喧嘩にまではならないし、すぐ終わるので放っておいた。 その後、数分して行ってみると、ニンジャ(オス)がくちゃくちゃ音を立てながらマンゴーの皮を食べていた。その後ろで、まるで泣いているようにアズミ(メス)が後ろを向いている。 いつも生ジュースを作るときにでる果物の皮はカメたちにやっている。アズミはマンゴーの皮が好きで、カメから横取りして自分の寝床に持ち帰ってゆっくり食べるのが最近の習慣だった。それを、今日はニンジャが横取りししてしまったのだ。今までだったら、アズミの方が強くそんなことは許さなかったのだが、今日は負けてしまったようだ。外を歩く時も、何をするにもたいていアズミの方が積極的で率先してやってきたのに負けてしまったのだ。アズミの後ろ姿からは、悔しさが滲みでていた。人間だったら悔し涙を流している状態であろう。 最近、ニンジャは一味変わってきたようだ。散歩中にも、以前は尻尾を股の間にに入れてこそこそ歩く感じであったが、今はピンと立てるまではいかないが股の間に入れているようなことはなくなった。さらに他の犬に吠え掛かるようにさえなった。自分の感情を出すようになり、僕に抱いてくれ、撫でてくれ、と請求してくるようになった。ニンジャの心の中に、何がおきたのだろう。自信が芽生えつつあるようだ。
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