2・16 ポ語 (2009/02/17)
語学の才能ゼロの僕は、未だにまともにポルトガル語が話せない。ほとんどまともに勉強してないこと、日本人社会で暮らしてきたこともあるだろうが、自分でも少々情けない。それでも人にそれだけしか話せないのなんて言われると、ついついムムッとしてしまう。だからブラジル人に何年ブラジルにいるのか? と問われても、もう随分長い、としか言わない。教養の無いブラジル人に限ってバカにする傾向があるのだ。 友人が、あるブラジル女性に「そんなに長い間住んでいて、それだけしか話せないの?」と言われ、ちょっとムッとしたことがあるらしい。そのブラジル女性は田舎の出身で、外国語を流暢に話すことがいかに難しいということを知らないのだ。その女性は日本に出稼ぎに行っているので、日本語を話すことの難しさを今は実感しているのではないだろうか。もし、そんなに長いこといて、それくらいしか日本語を話せないの? と言われれば彼女はどんな顔をするだろうか? いつか彼女にあうことがあったら、ちょっと意地悪をしてみたい気がしないでもないが、そんなことはしない。 ヒアリングの方は、80%は解るようになって、テレビ番組や映画の大筋はつかめるようになってきた。しかし話す方となるとさっぱりで、その上、日本語訛があるらしい。文法的にも単語にしてもちゃんと言っている時でも、ブラジル人には、この訛のせいで僕のポ語は非常に解りづらいようである。大学時代に大阪出身の友人が大阪弁訛の英語を話していたが、僕のポ語はそんな感じなのであろう。 できればきちんとポ語が話せるようになりたいが、文法的に日本語と全く反対なこともあり、ついついおかしなポ語になってしまう。日本人社会から離れ大分ブラジル人社会に入り始めているので、少しちゃんとポ語を勉強しようかな、という気になっている。
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