2・20 あれから20年 (2009/02/21)
カーニバルが近いせいか、リベルダーデのメインストリート、ガルボン・ブエノ通りを歩くと、日本の若者をみかける。だいたいビーチサンダルにTシャツ、不精ヒゲといった格好である。去年はあまりみかけなかった様な気がするが、今年はいやに目につく。円に対して現地通貨のレアルが下がっているせいだろうか? あるいは、就職できなかった大学生が、流れてきたのか? カップルの旅行者も多い。僕の時代にはまずいなかった。 20年ほど前には僕もバックパックを背負って南米を3ヶ月ほど旅した。初めての海外旅行だった。ペルーから入り、ボリビア、ブラジル、パラグアイと放浪した。ほとんどスペイン語もポルトガル語も話せない状態でよく旅行できたと思う。ペルーのクスコでは高山病にかかり3日間ひどい状態だったし、ボリビアでは麻薬の常習者に間違えられあやうく逮捕されそうになった。泊まるホテルは1泊1ドル。とにかく貧乏旅行であった。 ブラジルに住み着いてしまったのは、この旅の影響があると思う。あれから、もう20年。あの頃のような、新鮮な気持ちで旅はもう二度とできないだろう。そう思うと、少し悲しい。
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