移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/09)
3・12 角が取れた?

3・12 角が取れた? (2009/03/13)  今週明けあたりから急に朝方冷え込みはじめ、真夏から突然晩秋になってしまった感じである。そのくせ昼間はうんざりするほどの暑さである。そんなおかしな天候のせいか、夕方にクビのあたりが凝った感じがするので、もしやと思い血圧を測ると、ぎょっとするような高さになっていた。その後、夕飯を食べながら、アルゼンチンワインを1杯飲むと血行がよくなったのか、平常に戻っていたので安心した次第である。

 最近は余りカッカしないように心がけているせいか、少し顔つきも和らいできたのかもしれない。長年住んで、赤ん坊の頃から知っている黒人の少年がエレベーターに乗り合わせたおりに突然話しかけてきたので驚いた。多分彼はうちの息子と同じくらいだから12歳ほどであろう。つまり12年同じ建物の中に住みながら一度も話したことがなかったのである。
「このエレーベーター古くなったから交換するんだよね」あどけない顔でちょっと舌たらずに話しかけてきた。「へえ、そうなの」慌てて答えた。
 同じ建物の住人には、僕はいつもムッとした愛想のない人間に思われているようだ。「あなたの旦那はどうしていつも怒っているのか」と彼女も以前は良く聞かれたらしい。ブラジル人はとにかくずうずうしくてフォフォッカ(噂話好き)なので別に近所づきあいをしようなんてさらさら思っていない。だから、僕はそう思われていても一向に問題ない。中には、他の住人には、親しみ一杯に挨拶するのに、僕には一切挨拶もしない奴もいる。そういう手合いには僕も一切挨拶も話もしない。もちろん相手が挨拶すれば、僕も必ず挨拶を返すし、何かをしてもらったおりには必ず「オブリガード(ありがとう)」というようにしている。
 先日は、僕の嫌いな住人とエレベータに乗りあわせ、嫌だなと思っていると、彼が降りる際に「アテ・ロゴ(また)」と挨拶をしていったので驚いた覚えがある。最近僕の雰囲気や表情が大分角が取れたのかもしれない。そんな気がする。


前のページへ / 上へ / 次のページへ

楮佐古晶章 :  
E-mail: Click here
© Copyright 2020 楮佐古晶章. All rights reserved.