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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
3・20 苦手な掃除

3・20 苦手な掃除 (2009/03/21)  息子の部屋に入って、あまりの散らかし様に、「ちゃんと掃除しろよ」と注意した。実は、僕の部屋も彼の部屋同様汚いので、本当はそんなことはいえた柄ではないのだが、小さい頃から、片付ける訓練をしないと僕のようになる、ということで、注意はできるのである。
 亡くなった母親に唯一文句があるとすれば、「片付ける」、「掃除をする」、というしつけをきちんとしてくれなかったことだ。うちの家は散らかっていたという覚えはないので、母自体は結構きれい好きだったと思う。3人兄弟で男の子は僕だけだったので甘やかされて育てられたのだろう。掃除と片付けは、どうしても未だにできない。掃除をしていると、10分もしないうちに、すぐに嫌になる。そんな自分が嫌だから、息子は僕のようにならないようにうるさく注意しようと思っている。
 人の家に行くと、その家が散らかっていると非常に気にかかるものである。だからかどうか解らないが、僕の部屋に来ると、息子はきちんと本を整理したり、モノを片付けたりしてくれるのだが、自分の部屋となるとダメなようである。
 ブラジル人の家にときどき行くと、たいてい驚くほどきれいである。まず、モノが少ない。日本人はいろんなモノをごちゃごちゃ持つ癖があるが、ブラジル人は、日本人のように持ち物が多い人は少ない。いらないものはすぐ棄てる。この点はつくづく感心する。ファベーラなどに行っても、家はボロボロなのに家の中はきちんと整理整頓されていることが多い。多分部屋の中は僕の部屋なんかよりずっと綺麗だろう。
 去年、日本に帰ったおりに、家が汚いと運はやってこない、というような番組をテレビ見た。その番組を見て、ブラジルに帰ったら、まず掃除しようと思ったものだが、そに決意はもろくも崩れ去り、未だに掃除はできていない。


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