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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/04/05)
3・26 弓場初日

3・26 弓場初日 (2009/03/30)  今回の弓場農場訪問の目的のひとつは、勝重さんの作品を僕の「南米漂流」に載せるための写真を撮ることだった。勝重さんが自分で作ったというアトリエも見たかった。
 公道から300mほど離れた農場に向う。
「よく来たね。まさか本当に来るとは思わんかった」「一度決めると速いんです」そんなことを話しているうちに農場についた。
 皆、朝ごはんを食べ、ノンビリしているところだった。ほんとはすべてセルフサービスなのだが、勝重さんが教えてくれながら朝ごはんの用意をしてくれる。パン、マンゴージャム、グアバジャム、バター、牛乳、蜂蜜、ヨーグルト、すべて農場で作ったものである。鉄網ののった火鉢のようなモノにパンを載せ、ちょうど良い焼き具合のところでパンを持ってきてくれた。ちょっと酸っぱいマンゴージャムが気に入った。バターの濃い味に驚き、蜂蜜をかけたヨーグルトのさっぱりしたおいしさに感動した。忘れかけていた手作りの味を思い出した。亡くなった母も、野菜から、パンから大方のものを手作りで食べさせてくれたモノだ。
「ちょっと休んだら」食事の後、勝重さんの言葉に甘えて、休ませてもらうことにした。バスの中でほとんど眠れなかったので血圧が少々心配であった。本当に無理のきかない体になってしまった。あ~情けなや。寝室に案内してもらい、枕に頭を乗せると、なんとそば殻の枕だった。またまた、母が作ってくれたそば殻枕を思い出す。こうやってみると、僕も小さな頃は、母のおかげで、恵まれた生活をしていたのだな、とつくづく思う。母の愛を思い出しながら、ウトウトと眠り込んでしまった。


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