4・4 カメラマン (2009/04/05)
毎年の恒例のリベルダーデで行われるお祭りにお仏教の花祭りがある。日本では一度も見たことは無かったが、思う存分写真が撮れるので毎年行くようにしている。 10時から始まりということだったので多分少し遅れるだろうと思い10時半に行くと、すでに10人ほどのプロ、自称カメラマン、アマチュアカメラマンがいて写真を撮っていた。知り合いの写真屋のおじさんが、僕の顔を見ると近寄ってきて「今日は遅かったね。どうしたの。もうお稚児さんの集合写真は終わったよ」と教えてくれた。 お稚児さんの姿が見えないので、どこに行ったのかと探していると、リベルダーデ広場の隅の日陰で、政治家等の長い挨拶が終わるのを待っていた。去年までは、着物をきたまま日の当たる暑い場所で待たされかわいそうだった。今年は考慮したのだろう。 カメラマンはどんどん増え、写真を撮りずらくてしょうがない。9割はアマチュアカメラマンだろう。寝そべって撮ったり、いろんなはた迷惑なアングルで撮ろうとするし、割り込んできたりするから、何度邪魔されたかわからない。こういうときは、一応、俺はプロのカメラマンだぞ、と示すために、僕の持っている一番高価で、大きなカメラを持って来ているので効果は絶大である。そうすることで、あっさり現場に入らせてもらえるし、他のカメラマンも一目置いてあまり割り込んできたりしない。 しかし、本当のプロらしきカメラマンがほとんどいない。今度の金融危機でリストラされたり、転業してしまった人が多いのだろう。
 | お稚児さんは毎年減っている。今年は更に少なく少々寂しかった |
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