5・23 ピラルク鍋 (2009/05/24)
古代魚ピラルクの鍋を食べた。 ピラルクはアマゾンの巨大淡水魚であるが、サンパウロ近郊で養殖が行われるようになり、最近レストランなどで食べれるようになった。とはいいつつも、サンパウロでも、まだまだ一般的な魚ではなくごくごく一部のレストランでしか食べることができない。 ピラルクはアマゾンでも高級魚のひとつで、陸タラと言われるだけあって、さっぱりしたちょっとタラに似たおいしい魚である。アマゾンでは、いろいろなピラルク料理を食べたが、どれも非常においしかった。アマゾンの魚料理に、日本の鍋同じような、魚の水炊き料理「ペイシャーダ」がある。出汁も何も入れてないのに、濃くがあって僕も大好きな料理のひとつである。アマゾン川の水を使って魚を煮るのが最もおいしい、と地元の人は言う。 さすがに日本風味の鍋で食べたことはなかったので、サンパウロの日本食レストラン「らん月」で日本風味のピラルク鍋を食べれると聞いて非常に楽しみにして行った。 鍋は醤油味で、ポン酢につけるモノだった。非常にさっぱりしているが、独特の濃くがありおいしかった。魚肉はモッチリ感があり、アマゾンで食べたものとは少し違ったが、養殖ということを考えると仕方がないことではある。しかし、逆にこのモッチリ感が良いという人もいるだろう。 残り汁で、おじやを作ってもらった。ピラルクのなんともいえぬコクがあり、なかなかの一品であった。
|