5・26 独りわびしく (2009/05/27)
血圧もほぼ平常値になり、時によっては下がりすぎるほどになってきた。そろそろ動き出さなくてはという感じである。とりあえずは、家で書きまとめる仕事をして、それから少しずつ撮影を始めようと思っている。 今日は魚の買出しに行った。息子に食べさせてあげようと思い、大目に買い物をした。イワシ1・5キロ、マナガツオ1キロ、スズキ1キロ、アンショーバ1キロ。計45レアル(2300円)これで1週間持つから安い。 最近は、魚を食べるようになって、肉はまったく食べなくなった。肉は食べたいとは思わないが、時にうまい鶏を食べたくなる。それとインスタントラーメン。昨日も、日本食品店に行ったおり、無性にラーメンが食べたくなったが、日本製のラーメンは「中華三昧(5レアル)」しかなく、あまりに高いので買うのを断念してしまった。 夕方、息子に魚を食べさせてやろうと思い「魚食べるか?」と聞くと「スープを食べるから食べたくない」という。「どうして?」と聞いても無言。母親が、「彼はスープが好きなのよ」と、横から口を出してきた。せっかく買ってきたのに! という気持ちが強く残った。多分、僕も少年時代には、父親の申し出をそっけなく断って、さぞかし父親をがっかりさせただろうな、と思うと、頭ごなしに食べろという気にもならなかった。身体にいいから食べさせようと思っているものを、無理に食べさせるのは、全くの逆効果でしかない。心意気を裏切られて、腹立ちとともにがっかりしたがしょうがない。もう、彼のために買って来るのは止そう、とは思うが、母が僕のために、食べ物のことに気を使ってくれたことを考えると、できれば息子の食事も気をつけてあげたい。そんなことを思えるようになった自分に、少しは精神的に大人になったか? と思いながら、独りわびしくスズキの刺身を食べた。
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