5・29 ブラジル製品のお気に入り (2009/05/30)
ブラジル製品というと、作りが雑で日本人の僕にとって以前はあまり進んで使おうという気になるものはなかった。しかし、ここ数年、飛行機をはじめブラジル製品の質も随分と向上してきたような気がする。今、僕が気に入って使っているブラジル製品を考えてみると、ナイフと買い物車と靴である。 イワシを3枚におろしにつかう刃物は、食事をするときにフォークと一緒に使う小さなトラマンチーナ製のナイフである。日本製の包丁もあるのだが、これがあまりに使いやすいので、もうまったく使わなくなった。このナイフは非常に使い安い大きさで、何でもよく切れる。 このナイフを良いと思っているのは僕だけでないようで、一時期ブラジルに住んでいた友人もブラジルにきたおりに、奥さんに頼まれて買って帰ったから、皆、使いやすいと感じているのだろう。 あとブラジル製品で、使い勝手の良いものは、フェイラに行く時の買い物車。これも駐在員が日本に帰るときに持って帰るもののひとつだそうである。 衣服はすべて日本に行った時に買ってきたものであるが、靴だけはブラジル製を使っている。特にWESTCOAST製のワーキングシューズはもう10年ちかく愛用している。いろんなメーカーの革靴を試したが、結局このメーカーに行き着いた。この靴はブラジルの靴としては少々高い部類にはいるが、日本で同じようなデザインのものを買えば倍はする。長持ちするし、何よりデザインがいい。履いていると外国製に間違えられることもしばしばで、非常に気に入っている。 今まで日本製の質がよく身体にも合うので、衣服は日本製ばかりを使ってきたが、最近は安いものを買うと布の質が悪かったり、がっかりさせられることが増えてきた。以前は、日本の製品は安いが質は良という印象が強かったが、今は安かろう悪かろう、という風になってきた感じがする。寂しいことである。
 | WEST COSTOのシューズとニンジャ。 以前はどこの靴屋にもあったが、ここ数年急激な値上げをして、普通の店では置かなくなり、見つけるのが大変になった。1足9000円ほど。 |
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