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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・7 まるで子供 [画像を表示]

6・7 まるで子供 (2009/06/08)  ちょっと足に怪我をして、血が出ていた。全然たいした傷でもないので、放っていた。母親が日曜のミサに教会に行ったので、うちに来ていた息子がそれを見咎め、化膿したら大変だから、「薬を塗れ」、「プロポリスをつけろ」とうるさいことうるさいこと。これでは、どちらが子供かわからない。僕が病院に担ぎ込まれて以来、彼は過敏になっているようで、あれやこれやと僕の健康状態を心配するようになった。
 もともと彼自身、身体がそんなに丈夫な方ではないので、僕のことより自分の心配をしろといいたいが、せっかく人に対する思いやりを持とうとしているのにそれをむげに切り取るのも良くないかな、と思い、何も言わないで「わかったわかった」と言って彼の言うことを聞いている。
 そういえば、ある人に相談していて「それじゃ、まるで子供じゃん」と言われてしまった。自分の中でどうしても曲げることができないことにぶつかると、まるで子供のような態度をとってしまうようなのである。僕としては当然のことでも、他の人から見れば、たんに子供が駄々をこねているだけにしか見えないらしい。まあ、しかし、いまさらそれをガンと直そうというつもりはないので、例え、人にバカにされようが、嫌われようが自分の思うままにやるしかない。相談した知人は、そんな意固地な僕をみて「フフフ」と笑らった。
 ガチガチのサラリーマン生活を一度も送らず、学生の延長のような生活をしてきたから、普通の人のいう大人の考えが欠如している部分がたくさんあるのだろう。それは僕の短所でもあり長所でもある、と思っている。でも、僕の周りはそういった人が多いようなきがする。やはり、類は友を呼ぶのだろう。

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12歳になって急に身長が伸び始めたような気がする。ちんちくりんの服を着ている彼を見て、そろそろ服を買ってやらなければ、と思う。子供の成長はうれしいが、自分より大きくなったり、服を買うことを考えると、少し憂鬱になる。


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