7・4 スケベの運転手 (2009/07/05)
仕事で久々にタクシーを使った。気のいい運転手だと、いろいろな情報を聞けるので結構楽しいが、ひどい運転手になると、まだ行き先も告げてないのに料金メーターをつけたり、遠回りをしたりするので、普段はめったに乗らない。 今日、乗ったタクシーは気の良い運転手で話が弾んだ。 「最近、治安はどう?」 「良くないね。夜は危ないから働かないよ。特に土曜と日曜の夜は危ないよ」 僕の顔を見てスケベな奴だと思ったのか、ニヤニヤ笑いを浮かべながらセントロ付近は夜の女が多いよね、という。「最近はナイトクラブも減ったし、そうではないんじゃないの?」と聞くと、 「今は皆、インターネットや携帯で連絡を取るんだよ」という。 ジャルジン区のフレッチホテルにはその手の女性が多いらしい。それも金持ちの田舎娘などが、小遣い稼ぎに働いているパターンが結構いるとのことであった。以前は親や子供を養うために、夜働いている女性ばかりだったが、随分変わったものだ。 人のよさそうな、脂ぎった顔をニタニタさせながら、「もし必要だったら、何でも教えるからココに電話をしてよ」と言って名詞をくれた。
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