7・9 中国人とブラジル人 (2009/07/10)
友人から頂いた「魔都上海」という本を読んでいる。1996年に発刊されたものであるから、今の上海には当てはまらないかもしれないが、とにかく凄いな、と思う。生活するうえでの、ずるさ、というか、逞しさというか、とてもブラジル人はたちうちできない。まだ、ブラジル人なんかのんびりしたものである。もし、僕が上海にすんでいたら、それこそ文句ばかりでストレスはたまり大変なことになりそうである。 そうとう古い小説ではあるが、パール・バックの「大地」を読んで中国人とは逞しいなと感じてはいたが、現実も凄いなと思う。ブラジルに来ている中国人の逞しさに納得した。 友人から、中国に行って騙されてほとんどスッカッピンになって帰ってきたブラジル人の話や、去年、中国に行った人の話を聞いて、「中国はとても僕の住めるような国ではないな」と思ったが、この本を読んでいっそうそう感じた。もっとも、どこでも、住めば都で長年すんでいると気に入ってくるのかもしれないが・・・・。 いつも、ブラジル人に対して文句ばかりいっているが、実はブラジル人というのはどこか抜けていて気のいい部類にはいるのかもしれない、と思えるようになってきた。
 | リベルダーデ広場。つい最近まで咲いていたイッペも少しずつ散っていってしまった。この広場に集まる老人は、以前はニッケイばかりであったが、中国人が増えてきた。中国人街と呼ばれるようになるのももう間近かもしれない。 |
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