9・8 散歩の途中 (2009/09/09)
今日は1日中、小雨が続く鬱陶しい天気。それでも朝は青空が広がり、散歩をすることができたから良かった。 朝、散歩をしていると、昼間以上に路上生活者が目につく。 犬好きが野良犬を可愛そうに思い、寝床用に大きなハッポウスチロールを用意していたのだが、今日はそこにひげもじゃの男が寝ていた。追い出された犬は丸まって寒そうに路上で寝ている。用意した人間が見たら、なんというだろう。人は路上生活者の男には優しくしてくれないが、野良犬にはやさしくするのである。 橋の下では、路上生活をしている母親が3歳ほどの男の子のズボンを剥ぎ取り、しかっている。オネショでもしたのだろうか。青々とした草の中の親子が目に焼きついた。 ブラジルでの路上生活は、モノが溢れる日本以上に大変なはずである。もし日本人だったら皆自殺しているだろう。カトリック教のせいか? ブラジルの人は、自殺という意識が少ない。その分、路上生活者には精神に異常をきたしている人が随分と多い。それだけ過酷なのだろう。 どんなに辛くても生きていかなければならないのだ。僕にはとても耐えられそうにない。
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