9・13 コチア周辺 (2009/09/14)
サンパウロ近郊の友人宅に行って、その帰りに行楽客の大渋滞に巻き込まれた。それを回避しようと、横道にそれてコチア方面に向かった。 なんと緑の多いことか。びっくりした。アップダウンが多く、なだらかな丘が続く。その丘の部分には、コンドミニアムやシチオ(別荘)になっているようで、高い塀が樹木の間に見え隠れする。お金があったらこういう所に住みたいものだ。しかし、ちょっと治安が心配ではある。というのは谷間の部分に赤いレンガ造りの小屋がびっしりと立ち並びファベーラ(貧民街)を形成しているからだ。ファベーラの住人が悪いことをするとは限っていないのだが、犯罪者などが紛れ込んでいる場合もあり、何かの拍子に襲われないとも限らない。 貧乏人はお金がないために、辛い生活(必ずしもそうとはいえないが)を強いられるが、お金持ちはお金持ちで襲われないか心配しなければならない。ブラジルはある意味平等なのかもしれない。緑に覆われた小道を車で走りながら、ふとそう思った。
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