9・15 お金を貸りるということ (2009/09/16)
何十年ぶりかに、金を貸してくれと電話で頼まれた。一緒に出かけていて、ちょっとお金を忘れたから、というのではなく、わざわざ電話をかけて来てである。いつもお世話になっている人であるし、金額も100レアル(約5000円)だったから、返ってこなくても仕方ないという気持ちで貸した。でも返ってこなかったら、人間関係は壊れるだろうな・・・・。だから本当は貸したくなかった。 だいたい僕の友人で、気軽に金を貸してくれ、と言ってくるような人はいない。もし、言ってきたとしても、それはよっぽど困ったときであろう。それが解っているから、そのときはもしお金があれば喜んで貸すと思う。しかし、今回貸してくれ、と言ってきた人はとてもそんな感じはなかったし、奥さんも働いているのだし、お金持ちの友人をたくさん持っている人である。多少の利子はつくが、銀行口座を持っていれば、銀行で借りることもできるし、カード払いもできる。何故僕に頼む、という気持ちが強かった。たかだか、5000円であるが、あまりいい気はしなかった。 お金は気軽に人に借りるものではない、と思う。わずかな金額でも人間関係が壊れることは十分ありえる。やっぱり、もし、自分が人にお金を借りるなら、本当にどうしようもなく困ったときにしよう、つくづくそう思う。
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