9・17 ピラニアスープ (2009/09/18)
先週はお金を使いすぎたので、今週はあまり使わないようにするつもりだった。 「今日はエスパーダ(太刀魚)があるよ」 と言われたが、あまり好きでないので断る。こちらの太刀魚はとにかくでかく1.5mから2mちかくはある。1度夜釣りに行ったことがあるが、キラキラくねくね海からあがってきて、船上でドタンバタン暴れ回り、凄い迫力であった。あのとがった堅そうな口に食いつかれると大怪我をするだろう、と思いながら脇で見ていた覚えがある。そんなことを思い出しながら、いつものようにイワシとカツオを買って、もう終わりにしようかと帰りかけた。が、たまたま見かけた、スタンドにきれいなピラニアが入っていた。 ピラニアスープもいいかもしれない。値段を聞くと、1キロ8レアル(400円)という。1キロ買うことにした。以前、アマゾンやパンタナールでいろんな種類のピラニアスープ飲んだが、濃厚な味は何処で飲んでもおいしかった。漁師たちはそのまま鍋にぶち込んでいただけだったから僕にもできるだろう。ただ小骨がおおいから、息子に飲ますにはその辺は気をつけなければならない。 おいしそうに何杯もピラニアスープを飲む僕を見て、パンタナールの漁師が「ピラニアスープを飲むと精力がついて明日はギンギンなって困るよ!」とからったことがある。そんなことはないだろう、とそのときは笑って聞き流したが、たらふくスープを飲んだ翌日、帰りのバスの中で予期せぬ生理現象がおこり困ってしまった。漁師のいうことは本当だったのだ、とそのときは感心してしまった。サンパウロに帰って、その辺について少し調べてみると、獰猛さから、ピラニアはブラジルでは精力剤といわれているらしいが、実際に研究所でその成分を分析したところでは、それらしきモノはみつからなかったとのことである。だから僕の場合はたまたま、そういう事が起きたのだと思う。 今日買ったのはミナスのものらしいが、おいしく作れるだろうか? 激しい生理現象が起きるだろうか? ちょっと心配で、楽しみである。
 | こんな大きなピラニアを水槽で飼えばさぞかし綺麗だろう。残念である。 スープはパンタナールのジャイアントイエローで作ったものが、脂でこってりしていておいしかった。 |
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