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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2020/07/01)
10・8アフリカ人のビル [画像を表示]

10・8アフリカ人のビル (2009/10/09) 友人と雨のしょぼつくなかセントロを歩く。今若者たちが集まる、ロック系の店が集まるビル、レコード店が集まるボロボロのビル、アフリカ人がたむろするビルなどをはしごする。
 特にすごかったのは、アフリカ人たちが集まるビルである。そのビルはかつてはブラジル人の経営する店がたくさん入っていたようなのだが、ビルが古くなり、客足が少なくなるにつれ、中の店もどんどん少なくなり、そんなところにアフリカ人が入り込んだのだ。アフリカ人専用の美容室、アフリカの民族衣装を売っている店、打楽器店、何が売られているのかわからない店・・・。そんな所をアフリカ人たちが何をするでもなくたむろしている。 アフリカの黒人とブラジルの黒人は、日本の人から見ればと同じだろう、と思うかもしれないが、かなりちがう。まず、ブラジル人はどことなく愛嬌があるが、アフリカ人はどんよりと暗い感じがし、目つきが怖い。黒さもアフリカ人の方が黒い。
 7階のビルは、4階以上ではほとんど店が閉まり、エスカレーターは途中で止まってしまい荒れた感じが漂っていた。ちょっとこれ以上上がると危ないかもしれないと感じたのでので、途中で上がるのをやめた。友人はほとんど無国籍人にしか見えないし、僕もほとんど日本人には見えない。とはいえ、用事もなくふらつく僕らに対して、彼らはほとんど気に留める様子もなく、鋭い視線を向けられることもないのが不思議であった。建物全体には異質な雰囲気が漂い、アフリカのどこかの街の荒れ果てたビルにスリップしたような感じであった。そのビルを出て、ブラジル人の人ごみに入り込んだときには、妙にほっとした。
 ブラジルではアフリカ人も気軽に受け入れられていると思っていたのだが、アフリカ人はアフリカ人の集まりを形成しているのを見て少し驚いた。ブラジルでは人種差別がない、とよく言われるが、住んでいると肌の色でかなりの差別があることをよく感じる。アフリカ人もなかなかこの壁に阻まれて、ブラジル社会に溶け込めないのではないだろうか。

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アフリカ人が集まるビル


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