10・20 マッサ専門店発見 (2009/10/21)
いつも、リベルダーデに行く途中に、新しい中華料理屋がオープンした。看板にはマッサ専門店と書かれている。麺類大好き人間の僕は、ずっときにかかり、前を通るたびに、行こう行こうと思っていた。時折、昼飯時に前を通ると、いかにも中国人と行った感じの客ばかりで、一人で入るのはついついためらわれていた。 たまたま、友人と一緒に晩飯を食うことになり、この店にいってみることにした。店内はいかにも、日本の寂れた小さな中華料理屋という感じで、メニュウは日本語がかかれてあり、料理人兼オーナーのおじさんは片言の日本語を話した。 「ラーメンがいいな・・・・」 などと友達と話していると 「味噌ラーメンおいしいよ!」という教えてくれた。 とりあえず、水餃子と肉ラーメンを注文する。客は他には誰もいなかったが、それにしても驚くほどの早さで水餃子が出てきた。まさしく日本の中華料理屋並の速さである。ちょっと岡目顔をした奥さん? が、ニコッとわらって皿をテーブルにおいた。味は、いかにもその辺の日本食品店で売っているパック餃子の味で、これはダメかな-、と少々がっかりしながらラーメンを待つ。 まつこと10分、ラーメン到着。麺はちょうど日本の普通のラーメンほどの太さで、ブラジルの中華料理屋ではちょっと太めの麺が多いだけに、少し拍子抜けした。これもダメか~、と思いながら、麺を食べると、僕ごのみの硬めで、こしもけっこうある。これはなかなかではないか! おもわず友達と顔を見合わせニコッと笑う。 「なかなかですね~、汁も中華料理独特の香辛料がくどくなくさっぱりしてるし、これは味噌ラーメンも期待できますよ!」と友人と思わずニヤツク。 そんな僕らを見て、 「まんじゅうは今日作ったものでおいしいよ」 痩せて頬のこけた、一見山崎勉のようなおじさんがぼそっという。 その「今日作った」、という言葉に乗せられて「じゃー、2つお願い」というと1個1レアルだという。思った以上に安かったのであと2つ増やして4つお願いする。 でてきた饅頭は直径4センチほどの小さなモノだったが、皮は薄すぎず厚すぎず、中の肉種もなかなかの味であった。 「これもいけますね~」友人も饅頭をほうばりながら深くうなずく。 帰り際、おじさんに話すと、台湾出身とのことであった。日本びいきでもあるようだし、できたばかりで客も少ないし、すっかり気に入ってしまった。 今まで、よく行っていた中華料理屋に飽きてきていただけに、この店の発見はちょうど都合が良かった。しばらくこの店にはまりそうである。
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