11・16 服飾の街、ブラス (2009/11/17)
今日は朝から服飾関係の卸店の街、ブラスに行く。服は、日本で、安いモノを買ったり妹などから古着をもらうので服をブラジルで買ったことは一度もない。少しはこだわりがあるものの、もともと服装にはそんなに気をつか使わないこともわざわいし、服飾関係にはほとんど無縁であった。 学生時代には学校にチャンチャンコをよく着ていっていたせいか「学内1汚い」なんて言われたこともあった。別にそのころは平気であったが、さすがにブラジルで汚いなんて言われるのは、ちょっと頭にきた。以前、破けたジーンズやちょっと古くなったシャツなどを来ていることが多かったせいか、つきあっていた女性に「汚いわね、まるで乞食じゃない!」と言われたときには、かなりショックであった。それ以来、できるだけ破けたものは着ないようにしている。 服は破れて古く、汚く見えるかもしれないが、洗たくはしていたし、何よりも身体が汚いのは耐えきれない性格なので毎日シャワーは浴びていた。だから、決して汚くはなかったから「汚い」と言われるのは、僕にとってショックだった。最近は、日本に行く機会が多く、その上、父が亡くなったため、彼がきていた服をほとんど持ってきて使っているので、たぶん数年前よりはずっと小奇麗に見えると思う。そのせいか? 警官に呼び止められることは無くなった。 ブラスのお店の大きさには驚いた。サッカー場が入るような巨大なお店に安物の色とりどりの綿のTシャツなどをてんこ盛りにしたワゴンがズラリと並べられ、数十人の売り子が専用の大きな袋をもって客の相手をしていた。大量に買い込んでいく客が多いのだろう。値段も20レアル(1000円)程度のものが多い。質はちょっと触ってみるとゴワゴワしているものが多く、日本のものとはとても比較にならない。デザインもイマイチな感じがする。しかし、こんな服でもブラジル人がきるとそれほど安物に見えないから不思議だ。スタイルがまったく日本人とは異なるのだ。 こういった服飾店で写真を撮るのは禁止されている。一緒にいった知人に迷惑をかけると嫌だから撮りたい気持ちをぐっと我慢しながら店の様子を見ていたが、思った以上に楽しめた。やっぱり街歩きは面白い。
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