11・22 息子とサッカー (2009/11/23)
もう、ブラジルに来て、十数年になるが、サッカーにはそれほど興味を持てない。サッカー場に行ったのも、取材で行った2回のみである。だから、どうしてこれほどまで、ブラジル人がサッカーに熱狂するのかいまいち理解できない。 ブラジル杯がそろそろ終盤に突入し、盛り上がってきている。今日は、リオのフラメンゴとサンパウロのサンパウロFCの試合があった。いつの間にか息子もサッカーファンになり、夕飯そちのけで、テレビを見ている。いつからこんな風になったのだろう? 僕が気がつかないうちに、サッカーをするようになり、気がつくとサッカーの試合に熱狂するようになっていた。 僕が、サッカーには興味がないので、サッカーボールを買ってやったこともないし、遊んでやったこともない。そのせいか、息子はサッカーが下手で、学校の、体育でのサッカーの試合ではいつもゴールキーパーだったらしい。息子は紙でボールを作り、家でいつも蹴りの練習をしていた。最近は少しはうまくなったのか、キーパーをしているという話は聞かなくなった。ブラジル人の家庭では、子どもたちは、サッカーボールを成長の過程で一度は買ってもらっているし、父親とボール蹴りをして遊ぶのが普通である。ちょうど、僕の世代の日本の人々がキャッチボールを父親としたような感じである。 テレビでサッカーの試合を時折興奮して声を上げながら見ている息子を見ていて、やっぱりブラジル人だな、とつくづく思ってしまった。
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