11・2 ライチの季節 (2009/12/03)
ここ数年、中国原産のライチが、この季節に出回るようになってきた。去年までは主にリベルダーデの日本食糧品屋や大型スーパーなどで売られている程度であったが、今年は、あちこちのルア(通り)の果物売りの屋台でも見かけられるようになった。ブラジル人もライチのおいしさを知る人が増えたのであろう。もっともどこ原産の果物か知っている人はほとんどいないと思うが・・・・。 ライチと同様に、東南アジア原産のマンゴスチンやランブータンも近年アマゾンや東北伯で栽培されるようになったが、まだまだ高価な果物で、ほとんど口にしたことはない。それに比べライチは非常に安く、イチゴのパックいっぱいに入った生のライチがもっとも安い店で3.5(約175円)レアルほど購入できるから、あの楊貴妃も好んで食したというライチをこころゆくまで堪能できる。サンパウロ州内で栽培され、生産量が増えているのだろう。日本の果物はもちろん世界中の果物が手に入るブラジルの食の豊かさにはいつもながら感謝させられる。 息子もすっかりライチのおいしさに魅了され、店先にライチが出ると買ってくれとせがむようになった。今日はルアで2パックで5レアルのライチを見つけ、思わず3パック買ってしまった。 ライチは初夏の風物詩になりつつある。
 | ルアで売られ始めたライチ。ブラジルの果物としての市民権を得た? |
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