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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・16 宗教 [画像を表示]

12・16 宗教 (2009/12/17) セントロ区にあるパトリアルカ広場を通り抜けていると、広場の中央付近で人が集まって何かしている。何かと思い、近寄ってみると、手を額にかざしたり、手を肩においたりして、皆静かにたたずんでいる。中には、涙ぐんでいる人もいて、一種異様な雰囲気を醸し出していた。1枚写真を撮った後、もっと撮ろうとしたが、近くにいた一人と目が合い、いずらい感じになりあわててその場を離れた。どうやら、新教宗教のひとつであるようである。中の数人はピエロのような格好をしたりなんか変である。日本のオウム教を見て感じた異質なモノを感じた。
 ブラジル人は月に1回、宗教を変えるというほどの宗教好きである。基本的にはブラジル人はカトリック教が多いが、世界中のありとあらゆる人種が集まっているだけにあらゆる宗教が存在する。日本の、世界救世教、創価学会、PL教、天理教などもブラジル人の間にずいぶん浸透しているようである。一度、日本の宗教を信仰しているという運転手のタクシーに乗ったが、「毎日、お祈りをしているし、信者になって良かった」と語っていた。日本の新教宗教はどれも道徳的に非常に良いことを説いているので、少しでもブラジル人の道徳意識がよくなるのでは、と思う。人が混血するように、宗教同士が融合し、できたモノもある。その代表が、カトリック教に、アフリカ密教、インディオの宗教などが融合したウンバンダやカンドンブレである。
 これらの宗教をすることは決して悪いことでないし、集会などに参加したりお祈りをすることにより、精神的に救われると思うなら、その人にとって非常にいいことであると思う。
 ある世界的に有名なブラジル人サッカー選手は熱心な宗教家で、収入の10%は献金しているらしい。無理な勧誘や、信者に膨大な献金を要求するような宗教、狂気的な方向に向かっていくオカルト的宗教もあるから十分気をつけなければならないと思う。変だと思う宗教には、近寄らない事が一番!

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広場で行われていた宗教活動


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