12・31 2009年最後の日 (2010/01/01)
31日、恒例の餅つきをリベルダーデに撮りに行く。お餅が無料で配布には長い列ができ、200mほどの列が僕がついた時にはできていた。餅つきの他に、輪抜けと仮設された祭壇へのお祈りがあり、こちらにも長い列ができている。毎年、テレビでこの様子が流されるので、もうすっかりブラジル人の間にも定着してしまった感じである。今年はカサビ市長も参加し、去年以上に盛り上がっている感じがする。 そういえば、去年はNHKの放送が行われ、あっちこっちに規制が張られていたし、日本からきたスタッフ達や、取材される側のピリピリ感が伝わってきて、ほのぼの最後の日を楽しむという感じには程遠かった。こういう取材は、邪魔にならないようこっそりやってもらいたい、と思ったことを思い出した。 その後、帰って大掃除の続き。過去これほど大掃除ができた年はなかった。完璧というに訳にはいかなかったが、自分ではやったという手ごたえがある。なんとなくいい感じである。 一人で最後の夕飯を食べ、一人で年越し蕎麦を食べる。31日には母がおせち料理を毎年いそがしそうに作っていた。あの頃は、何も考えずに紅白を見ながら、おせち料理をつまみ食いしたり、年越し蕎麦を皆で食べたりした。幸せだったのだな~、とつくづく思う。孤独は決して嫌いではないのだが、やはり、クリスマスと年末は人と一緒に過ごしたくなる。 本を読んでいる間に眠ってしまったのか、花火と爆竹の音で目が覚めた。「フェリス・アノ・ノーボ(新年おめでとう)」とい声が窓の外から聞こえてきた。あー、2010年になったのだ。去年はあまり良い年とは言えなかったが、今年はなんとなく良い年になりそうな感じがする。
 | 結構大変だね!」テレビのアナウンサーも杵の重さに驚く |
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