1・3 久しぶりの街歩き (2010/01/04)
今年に入って雨が多いせいか、町をほとんど歩いていなかった。知人の経営する日本食レストランに行くために、久しぶりに歩いた。 人通りが少ないせいか、路上生活者や、ストリートチルドレンが目立って、なんとなく怖い感じがする。僕が住んでいる付近はほとんどセントロだから、中流以上が住むアクリマソン地域やビラマリアーナ地域に比べ、こういった人々が多いのだ。友人などは、普段でも、うちの近くは危なそうな人間がいるので怖い、とアパートに迎えに来るたびにぼやいていた。住んでいる僕が2,3日外に出ないだけでも、怖く感じるのだから、普通の人が怖く感じるのはもっともなことである。 日本に行くと、町を歩いても身の危険をほとんど感じない。逆にそれが物足らない感じがして、いつも何か忘れ物をしてきたような感じがして気持ち悪い。しかし、去年、歌舞伎町を夕方あるいた際にちょっと怖い感じがした。髪をトサカのようにピンピンに立て、コロボックルの履くような先のとんがった革靴のカカトをつぶして、だらだら歩く客引きが、街のいたるところにいたからだ。ほとんどの客引きは背がそれほど高くなく、いかにもヒネて育ったような匂いがあった。キレたら集団になってなんでもやりそうなそんな雰囲気があった。ちょうどそのころ、「新宿鮫」や新宿・歌舞伎町を舞台にしたアクションモノの小説を読んでいたこともあり、余計にそう思ったのかもしれない。 最近日本にいくと、人が突然キレそうな人が増えたように感じるのは気のせいだろうか?
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