1・7カシューナッツ (2010/01/08)
今年初めての、魚の買い出し。ないのである。魚がない。ガラスケースの中はガラガラで、すずき、カツオ、コルビーナ、サーモンが少しあるだけでほとんど魚ががない。せっかくきたのにがっかりしてしまった。 そういえば、来る途中に通る問屋街も、すっかり客が少なくなり気の抜けたサイダーみたいなゆるい雰囲気が漂っていた。結局、カツオ1匹とコルビーナといわれる、見た目、鯉のような魚を買しかなかった。 「もう少し早く来てればあったんだけどね、全部うれちゃったわ。もともと今日は入荷が少なかったからね~」と顔なじみの魚屋のおばちゃん。他の店もどうようにガラガラで店員たちは手持ちぶたさにしている。 前回きたとき、カシューナッツを買って、食欲がないときや、小腹がすいたとき、非常に便利だったのでまた買って帰ることにした。カシューナットはブラジル北部が原産でいまでは世界中で生産されている。「ウイキペディア」によると「5-8cmの果実のようになったものをカシューアップルと呼び、その先に灰褐色の殻に覆われたカシューナッツがある。ナッツの殻を割り、その内部の勾玉型の仁の部分を一般にカシューナッツと呼び、食用とする」とある。 ブラジルの東北伯地方では、アップルの部分を砂糖で煮込んで汁をとったものをカジュリーナと呼び、清涼飲料水として売っている。冷やして飲むといかにも手作りの果実ジュースという感じがして僕は大好きだ。カシューナッツは、約70%を占める油脂分のほか、亜鉛などのミネラルを豊富に含み滋養が高い。昔、漁師たちはアップルの部分やナッツを乾燥させて保存食として海に持っていったとのことである。 メルカードでは、きれいなナッツは1キロ30レアル(1500円)ほどするが、かけたり割れたものは1キロ14レアルで売っている。味も栄養もさほど変わらないので僕は安い方を買っている。 メルカードに通うようになって、少しずつ食の幅が広まってきた。少々遠いので行くのは面倒であるが、いろんな面でよかったと今では思っている
 | 年末年始が終わり、間延びした雰囲気が漂う、問屋街の裏通り |
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