1・9 お気に入りジュース (2010/01/10)
やっと良い天気になったと思ったら、また、夕方には雨。しかし今年はよくふる。ブラジルの天候不良が世界の砂糖やカカオの市場に影響を与えているらしい。バレンタインデーを前にして、日本でチョコレートが値上がりしているという記事をよんだ。 僕の好きなものに、カカオと牛乳のジュースがある。甘酸っぱくて非常においしい。バイア州のカカオの生産で有名な小さな町で飲んで以来、すっかり虜になってしまった。最近はジュース用の、小さな袋に入った冷凍モノが市販されているので家庭でも簡単にのめれるようになった。もしかしたら、日本でも販売されているかもしれない。 カカオの種は果肉と一緒に発酵したものが、乾燥されココアやチョコレートにされる。皮や実についている白い果肉は、ジュース用にもなる。時折、サンパウロでも、田舎からやってきたおじさんが、ルア(通り)で売り歩いてことがある。結構高いのでいつも購入をためらってしまい買ったことがない。というのも、種の部分は1個くらい買ってもどうしようもないし、実のほとんどは種で、果肉のジュースにする部分は非常に少ないからだ。もしかしたら、種も簡単に利用する方法があるのだろうか? 見かけはまったく異なるが、カカオの親戚の果物にクプアスというアマゾンの果物がある。やはり種でチョコレートを作れるようで、マナウスの空港などではクプアスでできたチョコレートが土産物として売られている。友人にもらって食べたことがあるが、あまり印象に残っていない。多分普通のチョコレートとほとんど変わらなかったのだと思う。実際には、普通のチョコレートに比べカフェインが少なく、アレルギーのある人でも食べられるそうである。このジュースもカカオに似た感じで非常においしい。一時期、日本の商社にクプアスという名前が商品登録され、このことがニュースとなり一時期問題になったこともあった。 最近、街を歩いて疲れると、マテ茶屋で、アサイ(ブルーベリーに似た、アサイというヤシの実。鉄分が豊富)とカカオ入りのマテ茶を飲むようになった。4レアル(200円)と少々高いがカカオの甘酸っぱさに、アサイ独特おいしさが加わり、疲れをとってくれる。僕のお気に入りの飲み物だ。
 | ヤシの実の卸売り。 以前は、サンパウロでは栽培されていなかったが、最近は栽培に成功したという話を聞く。店屋に入るのが嫌いな僕には、路上で販売されているヤシの実も、水分補給にかかせない。 |
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