1・22 タカカとアサイ (2010/01/25)
ベレンの名物食べ物、タカカとアサイを食べる。 タカカとはなんとなく見かけはベレン風味噌汁といった感じのものでお椀風のクイヤ(丸い木の実でできた器)で食べる。もちろん味噌なんて入っていないが、ツクピーと呼ばれる、マンジョッカでできた調味料とジャンブーと呼ばれる植物、マンジョッカのデンプンから作ったゴマといわれるぬるぬるの食品、そして乾燥塩エビを入れたお汁系の食べ物である。 一度マナウスで食べたが、本場はベレンだと聞き食べるのを楽しみにしていた。一度食べるとなんとも忘れられない味なのである。普通に街角の屋台で売られている。聞くと、やはりおいしい評判の屋台があるらしくそこに連れていってもらった。 一見煮ると春菊のようなジャンブーが何とも言えない味なのである。和名キバナオランダセンニチ、食べるとピリピリ舌がしびれる不思議な植物である。このピリピリがなんとも病みつきになり、ずっと食べたい、食べたいと思っていた。 念願かなってやっと本場のタカカを食べることができた。一緒に食べた人は「今日はエビが小さいね」なんて言っていたが、マナウスで食べたエビの2倍はある大きさなので僕は大満足であった。マナウスで食べたものはもっと熱かったが、妙に生ぬるいのが気にかかったが、本当は生ぬるいものらしい。 市場でアサイを飲む。テレビなどでは、よくカメムシ類のフンが混入して病気になるケースが頻発していると報道されているので、そのことを連れていってくれた知人に聞くと、町中で売られているモノは、きちんと実を洗浄しているのでまずその心配はないとのことであった。サンパウロで食べるものは、アサイにグァラナなどを入れ甘くされたシャーベット状なので、アサイを食べるというよりはアサイのアイスクリームを食べる感覚である。アサイそのものを食べるのは10年ぶりぐらいである。とろ~っとしたお汁粉状の生のアサイはそれだけでは、あまりおいしいものではない。砂糖をたくさん入れてやっと飲みやすくなった。人によってはご飯にかけたり、マンジョッカの粉をいれて食べたりするらしい。 タカカとアサイ、アマゾンの食べ物を食べてすっかり満足してしまった。
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