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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
2・26 朝の散歩の危なさ [画像を表示]

2・26 朝の散歩の危なさ (2010/02/27)  あんなに暑くて、快晴だった天候が一変して、寒い曇り空になってしまった。外に出る時も、薄い上着を羽織ろうか、どうしようか、一瞬躊躇するくらいである。
 朝の散歩ははっきり言って、かなり面倒くさい。アズミがしつこく誘いにこなかったら、今日はいきたくなかった。彼女のキュンキュンという鳴き声に無理やりたたき起こされた。自分の健康のためにも行った方が良いことが解りきっているから、シブシブベッドから起き上がり、しばらくベッドに座ってぼーっとする。アズミは嬉しそうにそわそわ歩きまわっている。朝5時半、外はまだ薄暗い。あんまり朝早いと、危なそうな人間が多いので6時ちかくまで待ち、でかけることにする。
 案の定、歩いていると、危なそうな奴らが多い。まず、3人の男たちが、ゴミ箱をあさりながら、向かってきた。ブラジル人は3人以上の集団になると、何をするか解らないろころがあるから怖い。ちょっとびくつきながら、目を合わさないようにしてすれ違う。しかし、横目でしっかりと彼らの行動は追っていた。危なそうな奴や、乞食は目が合うと必ず、やってくる。必ず!僕の今までの経験からいうとそうだ。だから、危なそうな奴や、警官がいると僕は目を合わさないように気をつけている。熊などの猛獣に遭遇した場合は、彼らの目を見てそらすな、とよく言うが、人間は逆なのである。何事もなしに通り過ぎたかと思えば、今度はもっと若い奴らがやはり3人やってきた。少し酔っぱらっているようである。こういう若い奴は発作的に何をするか解らないから一番危ない。周囲には誰もいない。もしものときに逃げる道を考えながら、進んでいく。何にもなしにすれ違う。その後、こういう感じの集団に2組もあった。
 それにしても、今日はこういった手合いが多い。以前、知人に6時ごろ散歩に行くと話したら、「よくそんな危ない時間に散歩なんかに出るわね」と驚かれたことがあった。そのときは、そんなことはない、と思っていたのだが、今日の感じだとやはり結構危なそうである。相手側も、散歩をしているのだから僕が何も持っていないろうとは思っているのだろうが、やっぱり気をつけるにこしたことはない。明日からは、もう30分出かけるのを遅くしよう。朝の散歩にも気をつけなければならないなんて億劫なことだ。

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