3・1 路上生活者 (2010/03/02)
夕方のニュースによると、「最近路上生活者が増加している」らしい。そういえば、最近朝の散歩をしていても、それらしい人が増えたような感じがするし、路上生活者が昔から集まっていたセ広場にもかなり増えたような気がする。 以前は路上生活者はほとんど男性であったが、最近は女性も随分増えた。中には乳飲み子や子連れの家族もいたりする。彼らのほとんどは、交通の便や、居心地の良さから、セントロに集まってくるようで、夕方、セントロを歩くと、シャッターの締った建物の軒下には一杯の人だ。 ブラジルは今やクレジットカード社会である。5レアル(250円)の買い物をするにもカードを使う人が多く、家の近くのスーパーでは10レアル以下の買い物は、カードは受け付けません、という張り紙をしているほどだ。カードっを使って、どんどん買い物をするのはいいが、返却不能の人間もどんどん増えている。こうした人間が、路上生活者になっているらしい。 軒下で薄い毛布にくるまって寝ている人々を見ると、少なくとも家があって、食べていけるのは幸せだなーと思わずにはいられない。
 | 秋風が吹き始めだんだん寒々しい感じになってきた。路上生活者にとっては、きつい季節になりはじめた。 |
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