3・19 視 (2010/03/19)
駐車場から出てきた二人の白人系の女性がゆっくりでてきた。二人とも、盛り上がった胸と大き目の腰を際立たすぴったりとしたタンクトップにジーンズを身につけている。その二人の歩きに合わせて、車の配送がかりの男たちの視線が動く。その目つきはちょっと怖いほどである。こいうのを視姦というのだろうか。 こんな目つきで見られて、女性たちは気持ちが悪くならないのだろうか?ブラジルの女性を見ているとそうでもないようで、身体に自信のある女性たちは身体の線を強調する服を皆きて誇らしげに歩いているのをよく見かける。もしかしたら、男たちに見られるのが気持ち良いのかもしれない。時折、こうした女性たちと道ですれ違う瞬間に「ゴストーゾ(気持ちいい、やりたい)」などと耳元でつぶやく男を見かける。中には、すれ違った女性を振り返ってずっと見続ける男もいる。もし僕が女性だったら、耳元でつぶやかれたら、気持ち悪くてたまらないと思うのだが、中にはまんざらでもなさそうな顔をしている女性もいるから、女ごころは解らない。 ブラジルに長く住むようになって、僕も女性を見る癖がついてしまった。さすがに、いやらしい目つきで見ないようには気をつけているが、他人がみたらいやらしそうに見えるかもしれない。こんな習慣がついたものだから日本に帰ると、ついつい女性に見とれてしまっている自分に気づくことがあり、困ってしまうことがしばしばある。
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