3・21 息子の誕生日 (2010/03/22)
今日は息子の13歳の誕生日。一番仲の良い友達が来るというので、昼飯に日本レストランでも連れて行ってやろうと思い、尋ねると、「友達は日本食が嫌いだからいかなくてもいい」という。結局、家で普通の食事を作ることになった。それではあまりにもさびしいからと思い、「フランゴ・アッサーダ(鶏の丸焼き)でも買ってやろうか」と聞いても「いらない」という。いらない、といっているものを無理に買ってくるつもり気は全然ないので結局何も買わなかった。 せっかくいろいろやってあげようと思っているのに、断られると、がっかりしてしまう。もしかしたら、僕もこれくらいの年のときに、父親に対して冷たく接したのかもしれない。亡くなった父の悲しそうな、残念そうな顔を思い出した。ただ、息子の場合は親に対する反発から断ったのではないことは知っていたから、別にそれ以上何もいわなかった。 息子は少々変わっているようで、季節の行事にはあまり関心がない。クリスマスツリーを買ってやっても大して喜ばないし、自分の誕生日さえあまり関心がないような感じである。むしろ、親の方が楽しみにしている気がしないでもない。しかし、その割にはプレゼントはしっかり要求してくる。今回も日本に行く友人に頼んで、ゲームソフトを買ってきてもらった。 僕が小さい頃は、クリスマスツリーを飾るのが楽しみだったし、正月や誕生日に祝ってもらうのが好きであった。彼がある程度の判断ができるようになってからは、いつも彼の考えを尊重して聞いてからやってきたのだが、聞かずにどんどんしてあげれば良かったのかもしれない。
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